PITは名古屋大学大学院教育発達科学研究科の内田良准教授らと共同し、いじめを取り巻く関係者同士の認識のズレに着目した調査研究、「ボタンのかけなおし」プロジェクトを開始しました。
これまでの定例会等の活動を通じ、PITはいじめ事案の解決を困難にし、重大事態化を加速する要因を探り、可視化する取り組みを行ってまいりました。その中で浮かび上がったものとして、様々な認識のギャップや対面する相手の思考の誤解が対立構造を生むのではないか、という論点がありました。
今回、弊団体アドバイザーの内田良准教授と協議を行ない、いじめを取り巻く関係者同士の認識のズレに着目した調査研究、「ボタンのかけなおし」プロジェクトを共同で行なうことといたしました。生徒児童、教員、保護者といったいじめを取り巻く関係者に対する大規模調査及び分析を行ない、それぞれの関係性に潜む認識のギャップを明らかにしていきます。
調査研究においては、内田良准教授を中心とした研究チームを実行主体とし、PITは資金面や事例の共有、といった立場から関与してまいります。
研究結果については、Web等での掲載と合わせて、論点ごとにイベント形式等での発表を予定しています。
結果やイベントにつきましては、本Web等でもご紹介をしてまいります。 ご覧いただければ幸いです。